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いぎょ

中谷宇吉郎集 第七巻

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第七巻(いぎょ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 54,841 字 · 111 頁

青空文庫

人工衛星は自転をしているので、大型望遠鏡をそなえつけても一寸困るが、望遠鏡は別につくった空間天文台に設備することに計画されている。この軌道上で、人工衛星から少し離れたところに、デュラルミンの骨組だけの枠をつくり、その中に反射望遠鏡と、写真装置と、ジャイロ利用の方向安定機とを設置する。この天文台も宙に浮いているので、始末がよい。そして時々宇宙服を着た人間が、携帯用の小さいロケットをもって、それで勝手に空間を泳いで、撮影ずみの写真乾板のとりかえに行く。地球上で目で観測する場合に相当するのは、この望遠鏡からテレビで衛星内へもって来る。テレビをそういう目的に使うことは、既にアメリカの工場で、実用化されているところがある。

人工衛星の中で、乗組員の生活や、いろいろな研究、及び衛星の運営などに使われる動力は、全部電気である。この電力は、太陽熱を利用して十分に賄えるので、勢力源を地球から運ぶ必要はない。必要電力は五〇〇キロと推定されているが、これくらいの電力ならば、水銀蒸気を用いたボイラーで発電すれば、小型のものですむ。人工衛星自身は、太陽熱で熱しすぎないように、白色に塗ってあるが、一部に黒色の熱吸収鏡をおき、そこで水銀を熱して気化させ、ボイラーに送るのである。