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ちきゅうとうなん

地球盗難

海野 十三

線上閱讀海野 十三《地球盗難(ちきゅうとうなん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 84,072 字 · 168 頁

青空文庫

第一、眼玉が人間の眼の数よりも多く、そしてその附いている場所が違っている。だから人間と同じ種族のものではないであろう。どうも別の種族らしい。人間以外のものというと……一体何であろう。

恐らく辻川博士は、ウラゴーゴルが何者であるかを知って居り、彼等と交際をしていたと思われる。シュワルツコッフ博士もまたウラゴーゴルと交際っているのであろう。辻川博士亡き後は、シュワルツコッフ博士に訊くより外致し方がないのであろう。シュワルツコッフ博士は、一体どこにいる?

このとき大隅学士は、気がついて、この第一実験室の中をグルッと見渡した。それは辻川博士のウラゴーゴルについての手記が必ずどこかにある筈である。その手記というか研究ノートというか、その書き物を見れば、ウラゴーゴルの秘密は、幾分わかるであろう。そう思ったので、彼は実験室内を探しまわり、書棚や机の抽出に手をかけてみたが、意地悪くも、どの棚も抽出も、悉くキチンと錠が懸っていて、いくら彼が力を出したとて開けられそうにもなかった。彼は戸棚探しを断念しなければならなかった。

そこで彼は、実験室を出た。

彼は幅の広い階段をトコトコと下りていった。