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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
線上閱讀大鹿 卓《渡良瀬川(わたらせがわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 280,528 字 · 557 頁
第六章
野口はふたたび馬に跨り「南無阿弥陀仏」と書いた白旗を項に※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)んで、大出喜平は俥に乗って、彼等の先頭に立っていた。――以上が後日にわかった真相である。
十四日の夜、警視庁から刑事がきて、山崎※(「金+圭」、第3水準1-93-14)次郎を連行していった。どういう理由か、その夜はついに戻されなかった。
第六章
二月十五日、衆議院が午後一時半に開かれて、議長の日程報告が終ったのち、第一番に登壇したのが正造であった。
「皆様、当年は秩序を立てて質問を致し、一通り、御参考にもと御披露申すつもりでございましたが、ここに緊急容易ならぬ事件が出来いたしましたことに就いて、さらに質問書を提出しました。愛国の諸君中には、かくのごとき問題を軽んじておいでなさるお方は、一人もなかろうと存じまするが、この問題は第一無経験ということで、世の中の人がこの鉱毒事件の順序をよく御存じないのは、嘗つて世の中にない問題であるゆえ拠ない。それ故に、私がいかにこれまで演説を致しましても、或は針小棒大にいうものである、というようなお疑を受けましたのでありますが、今日に至りましては、私のこれまで申したことが、事実の半分も諸君のお耳に達しているや否や、事実の半分も訴えることができたかできない