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げんだいてつがくこうわ
現代哲学講話
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁
であるかどうかは第二次以下の問題である)。歴史的因果とは歴史的時間に固有な関係である。そして歴史的時間こそ、本当の・本来の・時間であった(「日常性の原理と歴史的時間」の項〔後掲〕でこの点をもっと詳しく述べよう)。
かくて歴史と時間とは等値物である。時間の内で歴史が起きると考えることが不充分であると同じに、時間の外へ出るならばそこには何の歴史もない。――処で吾々の問題は、時間の始原の問題に関って来る。というのは、時間には始めがあるか、即ち時間は生じたものであるか、即ち時間は何かの上で初めて成り立つものであるか、どうかの問題である。吾々は之を始原時(Urzeit)の問題と呼ぼう、前に云った始原史(Urgeschichte)は恰もこれと等価関係に立つのである。
人々は考える、時間は時間自身の中では自分の始まりを持つことが出来ない、始まるということはすでに時間の内にあることを意味するから。却って時間は永遠の上で初めて成り立つ。今そういう永遠のグリンプスを得ようとならば、瞬間を見るが好い、瞬間は永遠に這入る閭門である、とそう人々は云うのである。時間という線は、この瞬間という点の連続から成り立っている。