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げんだいてつがくこうわ
現代哲学講話
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁
点はもはや、線ではなくて、云わば永遠という大輪の平面が輪回している中心点であり、従って一種の永遠なのであるが、こういう瞬間こそが時間の本当の始原・始原時なのである、とそう人々は云うだろう。
だが仮にそれが本当であるにしても、時間の時間たる所以は、時間の背景に永遠が控えているということにではなくて、逆に、そういう永遠が、なお時間を産まねばならなかったという処に存する。そう云うと又、だからそうやって生まれつつある処の時間、云わば発生期の時間こそが、本当の時間・始原時ではないか、と云うかも知れない。だが、時間が時間たる所以はこういう発生期の時間が発生して了った時間にならねばならないという処にこそ、横たわるのである。時間の性格は時間の始原にあるのではなくて、方向を逆にして、却って時間の行きつく終点にあると云って好いだろう。――そうすれば一体なぜ時間をその始原・始原時から説明しなければならないか。それは事物の秩序を逆にして了うものではないか。
歴史的時間は、それ自身一つの原理である。それは他の諸原理に依存するのではない処の、最後の原理である。永遠も亦或る視角からすれば一つの原理であろう、だからと云って時間という最後の原理が永遠という他の原理に依存せねばならぬということはどこからも出て来ない。