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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
線上閱讀中井 正一《論理とその実践――組織論から図書館像へ――(「ふんしょじだい」のしゅつげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 頁
ソクラテス型(捨身的遊離) 理論の示すなすべき行動は客観的には唯一つである。しかし政治的行動につっこむにあたっては、自分の死をも意味するという場合があらわれてくる。それにつっこんでゆくことは、政治的行動そのものであるが、死んでしまえば、あたかもそれは遊離にも似ている。しかし、ソクラテス、ジョルダノー・ブルーノーその他かかる行動の中に身を挺した知識人は決して少くはないのである。しかし、遊離としかほかに表明ができないほど、彼等は、孤独に、むごたらしく、一枚の紙片の如く歴史の闇の中に消え去っている。しかし、彼等が思いを残して死んでいるその思いは、脈々として一筋の綱のようにつながっている。
中国の『資治通鑑』の中では、かかる死を遂げた知識人(諌官)が、数十名、世界の文化史の中に、燦爛とかがやいている。それは宦官政治の重圧にもよる事ながら、それに対して、知識の掘り起した法則の深さに心うたれ、死を賭け、冠を白階に置いて言うことだけは言って、承知の上で煮られ、炙かれ、裂かれ、腰斬された知識人達は、何と孤独で戦わねばならなかった事だろう。それよりほかすべがないほど、大衆はおくれ、啓蒙の手段もなかったのであろうか。