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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
線上閱讀中井 正一《論理とその実践――組織論から図書館像へ――(「ふんしょじだい」のしゅつげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 頁
私は以上知識人の政治より遊離した四つの様相について、大ざっぱではあるがわけてみたのである。この四つの類型に共通な問題を取りあげて、遊離の基礎をつきつめて見るに、次のように考えることが出来はしまいか。
第一に文化機構の上から考察してみるのに、知識の問題に更に根底に横たわっているのは、人間が客観的世界に法則がある事を発見したことの問題である。いいかえれば、現実の存在が、可能的法則のもとに動いていることへの驚きが横たわっている。この法則を発見し伝えてゆく役割をもつ職業的階級が知識人である。
法則が客観的存在のみならず、人間と人間の関係にもあるらしい事に気づき、ここに法律を創る事が、専門的任務となってきたのである。しかし法律は支配するものの様相で変ってゆくし、変えることも出来る。落下の法則のように簡単でなく、それをつくるものも真の民主主義国家の出現するまでは、使役さるるものとしての知識人がつくっていたのである。民衆がむしろ実験台となったのである。使役さるる知識人は、奴隷であり、禄を喰むものであり、給料をもらうものである。かくて、非民主主義時代の知識人は隷属的地位であるとともに、支配者によって、客観的真実及び大衆的幸福が拒否さるる可能性があるのである。