輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

うしすてばうますてば

賤民とは何か

喜田 貞吉

線上閱讀喜田 貞吉《賤民とは何か(うしすてばうますてば)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 116,870 字 · 229 頁

青空文庫

これは現世に光明を認めず、また無学文盲にして、高尚な教理を会得するの準備もなく、また到底厳格なる生活をなしえないような、堕落のドン底にいる当時の下層民済度の為には、極めて適切な説法であった。しかしこれを聞いた旧仏教徒が、騒ぎ出したに無理はない。解決を暴力に訴える右傾派が起って来る。朝廷に嗷訴して禁止を強請する。それで源空も余程閉口したものと見えて、晩年には大いに温和な説法を試みる事となった。余の仏菩薩を謗ってはならぬ、破戒をすすめてはならぬなどと、厳重に弟子を誡めて、七箇条の起請文を書き、一同に署名させている。また叡山に対しても恭しい怠状を呈し、自身には日課七万遍の念仏を申して、「一念尚生る、況や多念をや、罪人尚生る、況や善人をや」などと、善行をすすめ、多念をすすめるようになった。一念とは、唯一度の念仏で極楽に往生しうるという流義であり、多念とは、多く念仏を繰り返すを奨励する流義である。

かくの如く源空は、その晩年において大いに温和なる説法をするようになったが、これが為にいわゆる悪人往生の方にはやや疎遠になり、その流れを受けた後の浄土宗の方では、同じ念仏宗でも、エタ非人などといわれる側の下層民は、あまり収容されなくなった。