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うしすてばうますてば
賤民とは何か
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《賤民とは何か(うしすてばうますてば)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 116,870 字 · 229 頁
3 インドにいわゆる旃陀羅と我がエタ
よりして、ついには餌取の転訛なるエタの語に当つるに、「穢多」という忌まわしい文字を用うるに至ったのである。かくて徳川時代に法令上エタ・非人の区別をなすに当り、当時現に皮を扱い肉を扱っていた仲間のみを以て、神明禁忌の思想からこれを穢れ多きものとし、もっぱらエタの称を冠せしめ、その他のものはこれを総称して、非人と云う事になったのである。ここにおいてエタの名はいくらか当初の意義に近づいて来た。
果してしからば聖者日蓮が文永の頃において、自ら旃陀羅の子なりと言われたその旃陀羅は、果してどの意味のエタと同視すべきものであろうか。
3 インドにいわゆる旃陀羅と我がエタ
「塵袋」の著者は、「天竺に旃陀羅といふは屠者なり、生物を殺して売るエタ体の悪人なり」と、雑作もなく説明している。悪人とは随分ひどい言い現わし方だが、屠殺肉食が悪事であるという見地から云えば、その悪事をするものはすなわち悪人である。浄土宗の開祖源空上人の「遣北越書」に、「※(「女+搖のつくり」、第4水準2-5-69)肉を断ずべからずといふは仏法の外道、天魔の儻類なり」とあるのはこれだ。降って文安三年の「※(「土へん+蓋」