輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

うしすてばうますてば

賤民とは何か

喜田 貞吉

線上閱讀喜田 貞吉《賤民とは何か(うしすてばうますてば)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 116,870 字 · 229 頁

青空文庫

にも見えて、由来すこぶる久しく、彼らはそれぞれ縄張りを構えて、その縄張内の浮浪人を雑役に駆使し、調庸を徴乞したとある。すなわちその縄張内で生活の道を求めんとするものは、必ずその長に運上を納めなければならなかったのだ。同書に、神護景雲三年に京の或る優婆塞が、修行して加賀に托鉢していたところが、その処の浮浪の長たるものが、調を責めてこれを凌轢したが為に、現報を得て横死したという話がある。

原則としては、浮浪民は無籍者として、国法以外に置かれたものであった。「江談抄」に、非人たる賀茂葵祭の放免が、綾羅錦繍を身に纏うて衣服の制に戻るとの非難に対し、彼らは非人なるが故に、国法の関するところにあらずとの説明が与えられている。その代りに彼ら仲間の規律は極めて厳重で、いわゆる「仲間の法」による制裁はかなり峻烈に行われたものであった。前記加賀の浮浪人の長が、廻国の修行者に私刑を加えたとあるのはその一例である。また彼らは、仲間同士の階級意識もかなり濃厚であった、鴨長明の「発心集」に、京都清水坂の坂の者の事について、興味ある話が見えている。或る僧が途中に、坂の者すなわち清水坂の非人法師等の語りつつ行くを聞くに、近江はいみじき運者かな、坂の交りまだ三年にもならぬに、よい役をあてがわれたと云った。