輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

線上閱讀海野 十三《超人間X号(ちょうにんげんエックスごう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 頁

青空文庫

しかも博士は、高い天井から吊したロープの端の輪に両足をかけ、機械体操の要領で、さかさにぶらさがっているのである。

そのような恐ろしい放電は、六分ぐらいつづいた。

「もうよかろう、電気をとめてくれ」

博士はひくい声でうめいた。

「先生、もうよろしいですか」

機械人間は、念をおして、機械のスイッチを切った。

実験室の中は一瞬、深い暗闇に包まれたが、これはどうしたことだろう。博士の全身は夜光虫のように、ボーッと青白い光りを放ち、髪の毛は針ねずみのように逆立って、その一本一本からは、ぱちぱちと音を立てて、ものすごい火花が飛んでいるではないか。

「一……二……三……」

博士は、ひらりと宙を飛んで、空中でとんぼがえりをすると、床の上にまっすぐ降り立った。

「ああ、これでやっとせいせいした。たまには電気をかけないと、どうも疲れてやりきれないよ」

まるで、あんまかマッサージでも、してもらったというように、博士はにやにやと笑って、腕に力こぶを作り、二三度深呼吸をしていたのであった。

「おい、あの五人の少年は、もう寝たかね」

博士はタオルで、からだの汗をぬぐいながら、機械人間にたずねた。