Japanische Klassiker mit Furigana
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まるまるじゅう
○○獣
海野 十三
Lesen Sie ○○獣 (まるまるじゅう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.139 Zeichen · 43 Bildschirme
ドン助の行方
ドン助どこにいます。ワタクシ会います。彼にきびしく云うことあります。すぐつれて来てください」
「ドン助をですか。わーッ」またドン助だ。ドン助は一体どこに行ってしまったんだろう。敬二はローラというその外国婦人の前を逃げるようにしてすりぬけた。ローラは拳をふりあげながら、あとから追いかけてくる。捉ってはたいへんと、敬二は、ビルの裏へにげこんだ。
でもローラの金切り声はおいかけてくる。
さあ、そうなると逃げるところがなくなった。といって捉ってはどんな目にあうかもしれない。そのとき敬二はいい隠れ場所をみつけた。それは外国人がホテルへついて荷物を大きな荷造りの箱から出したその空箱がいくつも重ねてある場所であった。敬二はそのうちで一番大きい箱に見当をつけて、腕をすりむくのも構わず、夢中になって空箱のなかにとびこんだ。
そのとき彼は、箱の奥に、なんだかグニャリとするものにつきあたってハッとした。
ドン助の行方
空き箱の奥のグニャリとするものにつきあたって、敬二少年は心臓がつぶれるほどおどろいた。何だろうと思って目をみはったとき「ごーッ」という音が耳に入った。大きな鼾であった。