Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lesen Sie あさひの鎧 (あさひのよろい) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 239.520 Zeichen · 475 Bildschirme

Aozora Bunko

白雲の中から嬉々として叫ぶ、猩々卯ノ丸の声が聞こえ、歌うような桂子の声とが聞こえた。

「さようならお前達! またわたしは飛天夜叉になったよ。……わたしは今は不死なのだよ。……山や川や草や木や、お月様やお星様や、お太陽様と同じなのだよ。……でもお前達とは逢えないでしょうよ。……別の世界に住むのだから。……何んてここは幸福なんだろう! ……おお一切の覊絆がない!」

白雲は谷を渡って行く。六人の者は茫然として、その行衛を見守った。

「お姉様は仙人におなりなされたのねえ」と、浮藻はそっと小次郎へ云った。

「そうです」と小次郎も云いながら、優しく浮藻の手を取った。「女仙人になったのです」

この時右衛門は大鉞を、谷底目がけて投げ下ろした。

「こういう得物を持っていることは、俺には必要なくなってしまった。お守りする人がなくなったのだからなあ」

「俺もこの足に用がなくなった」こう云って袈裟太郎は早走りを自慢の、二本の足を両手で撫でた。

「でも」と鶏娘が咎めるように云った、「小次郎様と浮藻様とが、結婚してご夫婦におなりなされれば、わたしたちにとってはやはりご主人、お守りしなければなりますまいに」