Japanische Klassiker mit Furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Lesen Sie あさひの鎧 (あさひのよろい) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 239.520 Zeichen · 475 Bildschirme
……それにしても人は老少不定、いつわしが敢なくなろうもしれぬ。……わが身はかなくなったと知らば早瀬、なき後も志かわらず、貞女の心を! 心を貫いて! ……」
不覚にも頼春は落涙さえした。
ほそぼそとともされている有明の灯で、良人の顔を見詰めていた早瀬は、起き上がってにわかに居住居を直した。
「怪しの節々この日頃中、心にかかりおりましたが、ただ今のお言葉きくからに、いよいよ怪しく存じまする。……明日死ぬか今日死ぬか、お言葉どおり人の身の上は、老少不定にござります。……明日さえたのまれぬ人の身の上、それを後世までのあらましごとを、お云い出でてのご落涙、ひとかたならぬご辛労が、お心にあるからと存じまする。……それをお隠しあそばすとは、あまりといえば薄なさけ! お怨みいたすでござりましょう。……三年の間の夫婦仲、人がうらやみ笑うほどに、……笑われますのも至極のほどに……そうありましたは偽りか! ……それならいっそ! ……いっそ妾を!」
膝にとりつき歯を食いしばり、しゃくり上げしゃくり上げた。
「あなたに心底うたがわれ、かくしだてされまするほどならば、この先いきて何んのたのしみ! ……愛想つかされぬ今のうちに、いつそあなた様のお手にかかり! ……妾を殺してくださりませ! ……それも厭か! ……それほどなら、この身でこの