Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
きみは二十面相だ!
「アハハハ……、どうだね、まさか木のてっぺんに、ぼくがかくれていようとは思いもかけなかったろう。そして、きみのさいごの切札、空中飛行のプロペラを、こわしてしまったとはね。ハハハハ……、おい、恐怖王君、なんとかいわないかね。」
明智の声が上のほうから、木の葉をとおして聞こえてきました。
「まいったよ。ここまでさきまわりしているとは知らなかった。で、どうしようっていうんだ。」
「きみを、びっくりさせようというのさ。」
「びっくりさせる? まだ、このうえにか。」
「うん、このうえにだよ。」
「いったい、なんだ?」
「きみの正体さ。」
「えっ、正体?」
「きみの正体は、怪人二十面相だっ!」
明智の声が木の葉のしげったやみの中から、かみなりのようにひびきました。
恐怖王はだまりこんでいます。明智の声が、つづきました。
「れいによって、きみは、かえだまをつかって、うまく脱獄した。それから二月ほどたつと、仮面の恐怖王があらわれたのだ。変装のしかたで、きみが二十面相だということは、だいたいわかっていた。だが、はっきり、それとわかったのは、きみが空をとんでからだ。
小型のヘリコプターのような機械を背中にくっつけて、空をとぶやつはきみのほかにはいない。