Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

神さまになった電人M

どこへ連れて行かれるのか、わかりませんが、もし明るい部屋に出たら、たちまち、見つかってしまいます。みつからないようにしなければなりません。そう思ったので、治郎君から離れて、ずっとうしろの方に、うつぶせになって、床と見分けがつかぬくらい、ひらべったくなっていました。

神さまになった電人M

やがて、ふたりは、ふしぎな機械の部屋に、運びこまれました。

うす暗い部屋ですが、いままでのような暗闇ではありませんから、あたりのようすが、よくわかります。

大きな機械がならんで、ジーンと腹にしみこむような音をたてています。

向こうにすえてあるのは、発電機でしょうか、それがジーンと、まわっているのです。茶色のせとものの塔のようながいし(電柱などについている電線をとめるせともの。碍子)の重なったものが、あちらこちらに立っています。

そのがいしとがいしの間に、太い電線が、張りめぐらされ、ところどころで、パチッ、パチッと青い火花を散らしています。

ガラス管が、あちこちに、とりつけられ、その管の中を、紫色の火花が、まるでヘビのように、ぐねぐねよじれながら、走っています。

部屋じゅうに電気がみちわたり、からだがしびれるような気がします。