Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

がんばる力

」

小林君が、ポケット小僧を安心させるようにいいました。

「おれたち、この土をほって、外へもぐりでるよりないね。」

「うん、だが、いまの落盤は、だめだよ。水でグショグショになっているから、いくらほっても、上から土がおちてくるばかりだからね。うっかりすると、第二の落盤がおこるかもしれない。そして、こんどこそ、ぼくたち、うずまってしまうかもしれないんだぜ。」

「そうだなあ。こまったなあ。」

ポケット小僧は小さな腕をくんで、さもこまったように、首をふるのでした。

ああ、いったい、ふたりの運命はどうなるのでしょう。小林君の頭に、なにかうまい考えがうかぶでしょうか。(もし、うかばなかったら……。)

がんばる力

「じゃあ、あっちのほうの土を、ほってみようか。ずっとまえにおちたんだから、もう、かわいているかもしれない。」

「うん。やってみよう。そのほかに、たすかるみちはないよ。」

そこで、小林君は、古いほうの落盤のところへいって、両手で土をとりのけてみました。そんなにかたくない土ですから、なんとかして、手でほることができます。

くさった材木の柱が、ななめにたおれて、土にうずまっていますが、その下の土をほっても、それ以上たおれてくるようすはありません。