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Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

「こんな大役を、部下にやらせるだろうか。こいつが、きっと二十面相だよ。ぼくたちは、だれも二十面相のほんとうの顔を知らない。いつでも、へんそうしているんだからね。だからきっと、こいつが二十面相だよ。」

ふたりは、しばらく顔を見あわせて、だまりこんでいました。

あのおそろしい二十面相の顔を、こんなに近くで見られようとは、思いもよらないことでした。しかし、そいつは、土の下じきになって、うなっているのです。このまま、ほうっておけば、死んでしまうにきまっているのです。小林君は、いくら悪者でも、ころしてしまうことはできないと思いました。たすけてやらなければなりません。そして、警察にひきわたすのです。それには、まず、こいつが二十面相かどうかを、たしかめなければなりません。

「おい、きみは二十面相だろう。ほんとうのことをいうんだ。」

そうよびかけると、ウーン、ウーンという、うなり声がとまりました。そして、くるしそうな声で、かすかに口をききました。

「た、たすけて、くれるか?」

「きっと、たすけてやる。そのかわり、ほんとうのことをいいたまえ。きみは二十面相だね。」

「うん、そ、そうだ。