Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
あくる日の新聞を気をつけて見ましたが、新聞にも、なにも出ておりません。火星人は展望台の屋根から、どこかへ、もぐりこんで、そのまま消えてしまったとしか考えられないのでした。
さて、そのあくる日の晩のことです。長島君は、やはり港区にある、自分のうちの勉強部屋で、宿題をやって、これから、ねようとしているときでした。
庭に面した窓ガラスを、パタパタとたたくような音が聞こえました。聞きなれない音なので、びっくりして、その方を見ますと、カーテンが半分開かれた、窓ガラスの向こうに、なんだか黄色っぽい、変なものが動いていました。
木の枝かしらと思いましたが、木の枝にしては、グニャグニャしています。なんとも、えたいのしれないものです。
身動きもできなくなって、じっと見つめていますと、その黄色いグニャグニャした棒のようなものは、ガラス窓のはしに、からみついて、それをあけようとしていることがわかりました。
長島君は、ゾーッとしました。そいつは、なにかへんてこな生き物なのです。
ガラス戸には、かぎがかけてなかったので、すこしずつ、開きはじめました。
「どろぼうが、長い棒で窓を開いているのかもしれない。