Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
タコが、ぜんぶの足を、まっすぐにつっぱって、ノコノコ歩いていくかっこうです。なにしろ六本の足ですから、なかなか早いのです。やがて、木立ちの中に、姿が、かくれてしまいました。
長島君は、そのときになって、はじめて声が出ました。
「たいへんだあ。火星人がきたあ……。」
そうさけんで、いきなり、みんなのいる茶の間の方へ、かけだして行くのでした。
それから、家じゅうが、大さわぎになり、一一〇番に電話をかけて、パトロール・カーにきてもらい、うちのまわりを、くまなく捜しましたが、火星人は、まるで消えてしまったように、どこにも姿が見えないのでした。
さっき、窓から投げこんだ紙きれを調べてみますと、それにはこんなことが書いてありました。
月世界旅行をしましょう
いったい、これは、なんのことでしょう。火星人が、月世界へ、いっしょにいきましょうといって、さそいにきたのでしょうか。
それにしても、これは日本語で、しかも活字で印刷してあるのです。火星人はひどく進歩しているといいますから、火星にいて、ちゃんと、日本語を研究していたのかもしれませんが、それが活字で印刷してあるのは、どうも、がてんがいきません。