Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

それをながめていますと、見物たちは、ほんとうに、地球を遠く遠くはなれてきたような気持になるのでした。

「あっ、あそこに日本が見える。あれだよ。あの小さい島だよ。」

「東京はどこだろう。」

「東京なんて、ここから見えるもんか。」

少年たちは、がやがやと、そんなことをしゃべりあうのでした。

月世界の見物は二十分とさだめられ、その時間がすぎると、月球のうらがわにある階段をおりなければなりません。その高い階段をおりたところに、月球の内部への入口がひらいています。

そこからはいっていきますと、月のうちがわがプラネタリウムになっていて、大きな丸てんじょうに、無数の星がかがやいているのです。その下には、見物席のベンチが、まるく、グルッとならんでいるのです。

このプラネタリウムは、天体の全景をうつすばかりでなく、その一部だけを大うつしにすることもできるようになっていました。

そこへ地球と月が大きくうつって、地球から人工衛星がうちあげられるところや、月世界へロケットのとんでいくところが、手にとるように見えるのです。

「みなさんは、さっき、こうして月世界へおとびになったのです。