Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

それをやってくれ。ほうびは五十万円だ。」

「だめだ。ぼくにはできない。」

「よし、それなら、一月待ってやる。そのあいだに、探りだせ。もし一月のあいだに、探りださなかったら、おまえは、恐ろしい目にあわされるんだぞ。死ぬよりも恐ろしいことだ。わかったか。それじゃあ、きょうは、このまま帰れ。きっと約束したぞっ。」

そう言ったかと思うと、電人Mはスーッと森の中の奥へ、立ち去ってしまいました。

木村君は、しばらくは、身動きもしないで、ぼんやりしていました。なんだか、恐ろしい夢でも見たようで、いまの出来事がほんとうとは思えないのでした。

やがて、トボトボと、博士邸に帰りました。警察へ届ける気にもなりません。煙のように、きえてしまうやつですから、いまさら、追っかけてみたって、つかまえられるはずはないと思ったからです。

それからしばらくすると、遠藤博士と木村助手は、研究室の中で、ひそひそと話し合っていました。

「そうだったか。よく正直に言ってくれた。きみのからだは、わしが引き受けた。どんなことがあっても恐ろしい目になんか、あわせないようにする。きみの言うとおり、この発明はわしの頭の中にあるんだ。