Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
それほど恐ろしい発明なのだ。
この大発明を、貴様のような怪物に売ってたまるかっ。」
博士の決心は天地がひっくりかえってもゆるぎそうにはありません。
「ウフフフフ……、さすがは遠藤博士、感心したよ。どこまで、がんばれるか、がんばってみるがいい。おれは、この発明を手に入れるために、ずっとまえから、大きな計画をたてている。きみの思いもよらないような用意がしてある。
その手はじめに、まず、きみをアッと言わせてやる。いまに見ろ、きみの家のなかに、恐ろしいことが起こるぞ。そのときになって、泣いても、わめいても、もう、とりかえしがつかないのだぞっ。」
このおどかしを聞いても、博士は歯をくいしばって、黙っていました。もう、こんな怪物と口をきくまいと決心したのです。
「ようし、それじゃあいまに見ろよ。」
きみのわるい、ふてぶてしい声がしたかと思うと、それっきり、もうなにも聞こえなくなりました。
姿のない怪物は、部屋から出ていってしまったのでしょう。
それから三日目の夕方のことです。
中学一年の遠藤治郎君は、自分の部屋で、机に向かって、本を読んでいました。
外は恐ろしい嵐でした。