Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

。

木村助手は博士を見ると、びっくりしたように、たちどまって、

「あっ、先生、研究室にいらっしゃったのではないのですか。」

と、たずねるのです。

「ちょっと、茶の間へ行っていた。いま研究室へもどるところだ。」

それを聞くと、木村助手はいよいよ、へんな顔をしました。

「おかしいなあ。先生は、いましがた、治郎さんを研究室へ呼んでくれとおっしゃって、ぼくが治郎さんをつれていったばかりですよ。先生が研究室にいらっしゃらなかったとすると、あんな命令をしたのは、だれでしょう?」

「きみは、わしの顔を見たのかね。」

「いいえ、声を聞いたばかりです。ドアをちょっと開いて、中からぼくの部屋へ声をかけられたのです。ですから、先生の顔を見たわけじゃありません。」

「そりゃ、おかしい。すぐにいってみよう。わしは治郎を呼んでこいなどと言ったおぼえはないのだ。」

ふたりは、大急ぎで、研究室の前にかけつけて、ドアを開こうとしましたが、中からかぎがかかっていて開きません。そして、部屋の中からは、治郎君のけたたましい声が聞こえてくるではありませんか。

「いやだっ。きみなんかと、いっしょに行くのは、いやだっ。