Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
きみとぼくとは、なるべく、はなれているほうがいい。」
そういわれると、小林少年も、かえすことばがありません。すなおにハイヤーの会社へ電話をかけました。
しばらくすると、明智の事務所のある高級アパートの入口で、自動車のクラクションがなりました。「おむかえにきました。」というあいずです。明智探偵は小林少年に留守をたのんで、ひとりで玄関から出てきました。そして、そこの大通りにとまっている自動車のほうへ歩いていきます。すると、そのとき、へんなことがおこったのです。アパートの前のくらやみの中から、ひとりの男が、とびだしてきました。三十ぐらいの、よたもののようなやつです。その男が明智探偵のうしろへ、そっと近寄っていくのです。自動車のドアはあいていました。明智はその中へはいろうとしましたが、なにを感じたのか、はっとしたように身をひきました。いつもの自動車とちがっていることがわかったからです。運転手もへんなやつだし、うしろの席に、見かけたことのない男が腰かけていたのです。
身をひこうとすると、うしろから、どんと、ぶつかってくるものがありました。さっき、やみの中からあらわれた、よたものみたいなやつです。