Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
そして、電人Mの変装をぬいで、それをこのベッドの秘密の箱の中にかくし、いそいで廊下の遠藤さんの方へ、もどっていったのです。」
それを聞くと、遠藤博士は、ふしぎそうな顔で、たずねました。
「あのとき、出てきたのはこの木村君でした。それじゃ、木村君が電人Mに化けていたのですか。」
「そうです。この男が電人Mなのです。こいつは、あなたの発明を盗もうとして、助手になって住みこんだのですが、あなたが、どうしても秘密をうちあけないので、治郎君をどこかにかくして、治郎君とひきかえに、あなたの発明の秘密を、手に入れようとしたのです。」
博士はいよいよ、ふしぎそうな顔をして、
「しかし、おかしいですね。木村君は、いつかの晩、電人Mのために、神社の森の中に連れこまれて、おどかされたことがあるのです。木村君が電人Mだとすると、あの事件の説明ができないじゃありませんか。」
「その事件は、木村君が自分で話したのでしょう。あなたは見たわけではありません。だれも見たものはないのです。話だけなら、どんな作り話だってできますよ。」
「ふーん、そうだったのか。あの話はみんなうそだったのか。」