Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
」
車の中から、小林少年がさけんでいます。
中村警部、遠藤博士、桜井さんの三人が、中にはいっていきました。
「おやっ、明智君はどうしたのだ。」
中村警部が、驚いて、たずねました。
「先生は消えてしまったんです。」
「ほんとうか。いったい、どうしたんだ。」
それから、中村警部は車体の下や、シートの下や、うしろのトランクの中など、怪しいところは残らず調べましたが、明智探偵の姿は、どこにもありません。
ガレージのかべや、床の鉄板をたたきまわってみましたが、どこにも、かくし戸はありません。
「ふしぎだなあ。小林君きみにはわかっているんだろう。早く、種明しをしたまえ。」
中村警部が言いますと、小林少年は、
「それじゃあ、種明しをしますから、みなさん車に乗ってください。そして、外から、ガレージの戸をしめさせてください。」
と言いますので、警部と博士と桜井さんは、外から戸をしめさせておいて、車に乗りこみました。
すると、小林君は、一度車からでて、ガレージのすみにうずくまって、なにか、やっていましたが、カチッと、音がしたかと思うと、どこからか、かすかに、モーターのうなりのような、ひびきが、聞こえてきました。