Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
そこには、新聞社の輪転機のような、歯車のいっぱいついた、大きな機械がすえつけてありました。
「これは、生き物の形をつくる機械だ。いまは火星人の型がとりつけてあるから、それを見せてあげよう。ここからは火星人の形のものが出てくるだけで、まだ生きてはいない。それに命を吹き込むのは、あちらの電気の力だ。さあ、動かすよ。よく見ているんだ。」
電人Mは、またスイッチ盤の前に立って、いくつかのスイッチを入れました。
ガラガラと歯車の回る音、ガチャンと、なにかのぶっつかる音、部屋の中は、にわかに、さわがしくなってきました。
機械の上に、大きな鉄のじょうごのようなものがついていて、そこに、別の鉄の箱から、黄色い粉のようなものが、ザーッと流れこむ。これが生き物製造の原料なのでしょう。
その粉が、機械の中をくぐっていくうちに、だんだん、形ができ、最後に、下の方の口から、はきだされるときには、ちゃんと火星人の姿になっているのです。人間ぐらいの大きさの、あのタコのような怪物です。
電人Mは、それを、両手で抱き上げて、治郎君に見せました。
「ほら、これはゴムのようなものでできた人形だよ。