Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
前の方のベンチには、黒シャツ、黒ふくめんの部下たち、そのうしろには、火星人に化けた、タコ入道みたいなやつが二十人ぐらい、そして、いちばんうしろがわのベンチには、電人Mの衣装をつけた部下が、やはり二十人ぐらい、ずうっとならんで、腰かけています。
その異様なありさまを、プラネタリウムの星明りが、かすかに、照らしだしているのです。
「諸君!」
二十面相が、金モールの飾りを、チカチカ、光らせながら、演説をはじめました。
「今夜は、大吉報があるので、みんなに、残らず集まってもらった。大吉報とはなにか。諸君、遠藤博士の大発明が、いよいよ手にはいることになったのだ。われわれは、全世界を相手にしても、負けないような偉大な力を、持つことになるのだ。
遠藤博士はとうとう、かぶとをぬいだ。あすの晩、あの大秘密を、おれに打ち明けてくれることになったのだ。諸君、喜んでくれたまえ。われわれは、もう、この世に恐れるものは、何もなくなったのだぞ。」
それを聞くと、部下たちは、みな立ち上がりました。そして、ワーッというどよめきが起こり、バンザイの声が、プラネタリウムの丸屋根いっぱいに、ひびきわたりました。