Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

赤いえのぐを一こまずつ、だんだんのばして、ぬっておいたので、それを映写すると、タラタラと血がながれるように見えたのです。

それはわかりましたが、黄金仮面の恐怖王が、どうして鳥のように空をとぶのか、その秘密は、だれにもわかりません。あいつは魔法つかいなのでしょうか。

さて、映画館の事件があってから一週間ほどたって、目黒区の片桐さんのおうちに、おそろしいことがおこりました。

片桐さんのおうちは、さびしいやしき町にある、ひろい西洋館でしたが、そこには一郎君とミヨ子ちゃんという、ふたりの子どもがいました。兄の一郎君は小学校六年生、妹のミヨ子ちゃんは小学校三年生でした。

あるばんのこと、ふたりが勉強部屋で、つくえをならべて本を読んでいますと、カーテンのひらいたガラス窓の外でチカッとひかったものがあります。本を読んでいても目のすみで、それが見えたのです。

「あらっ、なんでしょう。」

「うん、へんだね。なんだか、ピカッとひかったね。」

しかし窓の外にはもうなにも見えませんので、ふたりは、また本を読みはじめました。

しばらくすると、またしても、チカッとひかりました。