Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
そこに名探偵明智小五郎と、その助手の小林少年が立っていたからです。小林少年は少年探偵団の団長でもあります。
かけよろうとすると、すぐに、木のてすりにぶつかりました。明智先生と小林少年は、そのてすりのむこうがわに立っているのです。
よびかけても、なにもこたえません。こちらを見ようともしません。ただ身動きもしないで、つっ立っているばかりです。
「あっ、これもロウ人形だよ。……おどろいたなあ。先生や小林さんと、そっくりの顔をしている。よくこんなににせたものだなあ。」
井上君がすっかり感心して、うなるようにいいました。
それから、すこしいくと、鉄仮面の部屋でした。
石でくんだ、ふるい牢獄です。たかいところに鉄棒のはまった小さな窓があるきりの、くらい牢屋です。そこに、あの有名な鉄の仮面で顔をつつまれた人物が立っています。
フランスのルイ十四世の時代ですから、今から三百年近くも昔のことです。バスチーユの牢獄に仮面をかぶせられた罪人がおりました。その罪人は牢獄で病死したのですが、死ぬまで仮面をかぶせられたまま、一度も顔を見せたことがないのです。
いったい、この仮面の囚人は何者だったのでしょうか。