Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
仏像はいまのいままで、ちゃんと、ここに立っていたのだからね、ハハハ……。」
怪人恐怖王は、もう、とくいのぜっちょうです。仏像にばけて、みんなをだましたことが、ゆかいでたまらないのです。
こちらの三人が、もし勇気をだして、恐怖王にとびかかっていけば、ひとりに三人ですから、とらえることができたかもしれません。しかし、片桐さんも、書生たちも、仏像がおばけのように動きだしたのに、びっくりしてしまって、とても、そんな元気はありません。
そのとき、またしても、ふしぎなことがおこりました。
恐怖王の仏像の笑い声が消えたかとおもうと、そのこだまのように、どこからか、べつの笑い声がひびいてきたのです。
「ワハハハハ……。」
それは、恐怖王の声より、ずっと小さくて、まるでこだまのようでしたが、こんな家の中でこだまがおこるはずはありません。
三人は、おどろいて、仏像の口をながめました。しかし、その口は、ぐっとむすばれていて、すこしも笑っていないではありませんか。
では、この笑い声は、いったい、どこから、ひびいてくるのでしょう。
「ワハハハハ……。」
笑い声は、にわかに大きくなってきました。