Japanische Klassiker mit Furigana
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なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme
だが、祖母は叔母のようではなかった。祖母は言った。
「この次ぎからじゃないよ、今すぐやめなきゃいけないよ。わしの家じゃ、月謝を出してまでも百姓なんか習わせる必要がないんだからなあ、それにせっかくだがお前なんかに百姓して稼いでもらわなくても、まだ生計には困らんでな……」
私は黙ってきいているよりほかはなかった。祖母はつづけた。
「明日からは百姓なんか一切してはならんぞ、ふみ。なに、正科の時間だからと、では、百姓の時間のある日は休みなさい。いいかい」
私の顔には恨めしそうな色が表われていたに相違ない。それを見た祖母はますます疳癪にさわったと見えて、ほかのことにまでも叱言を言い始めた。祖母はまたつづけた。
「それにお前はよく下駄の鼻緒を切って来るが、ありゃきっと、あの、何とかいうブランコにぶらさがって飛んだり、男の子なんかと一緒になって跳ねまわるからだろう。下司の貧乏人の子の真似ばかりしてさ。女の子なら女の子で、少しゃ高尚な女の子の真似でもして見るがいい。だから明日からはこれも厳禁だ。――ブランコや鬼ごっこもさ。学校でするこたぁわからんと思ってやっても駄目だぞ、わしゃうちの上の山に登ってちゃんと見張りしているからな……」