Japanische Klassiker mit Furigana
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なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme
離れた隣村の慧林寺の小僧となり、当時臨済宗の管長をしていた坊さんの弟子になって、今はその慧林寺の境内にある望月庵という、前管長――この時にはもう管長を辞していた――の隠居所にいるのだった。
私が朝鮮から帰って来た日、千代さんと二人で泊ったのはこの望月庵で、私はもうその叔父の顔をよく覚えていた。そこで私は、その翌日、祖母に言われるままに、蕨をもって望月庵を訪ねた。
私の行った時は、叔父は黒無地の着物に白い巻帯をしめ、表の縁端に踞んで盆栽の手入れをしていた。
「こんにちは」と声をかけると、叔父は顔をあげて私を見て、「おおふみちゃんか、よう来た」とにっこりと笑って立ち上った。そして、「さあまあお掛けよ」と自分でまず縁側に腰をかけた。
私は私の採って来た蕨を叔父の前に置いた。そして、昨日自分が友達と一緒に採って来たこと祖母が持って行けと言うから、遊びがてら持って来たということなどを話した。
叔父は私の好意を感謝した。そして蕨を風呂敷包の中から手にとって見たりなんかした。それから、
「どうだい、朝鮮とうちとどちらがいいかい?」などと訊いた。
朝鮮のことには触れたくなかったので、私はただ、