Japanische Klassiker mit Furigana
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なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme
そして事実またここでもまた余計者として取り扱われただけのことである。
体操の時などは、私より背の低い子がまだ幾人もあるのに、私は「お前は余計者だ」と言わぬばかりに、一番最後に立たされた。偶数番に当ったときはまだよかった。けれどそうでないときはたった一人、余計者としてその後にくっついて行かねばならなかった。教室では私が一番よくできたのに――書き方と図画とは一番上手とは言われなかったけれど――私はみんなの貰う通知簿さえもらえなかったのだ。
もうそろそろ涼しくなりかけた頃、母は一ばん小さい継子をつれて遊びに来た。あれほど呪った母ではあったが、母がやっぱり懐しくはあった。けれど私は、母が私を縁先の家へ連れて行こうとしたときにはいやと言った。ただ無理に言われるので跟いて行ってみた。
母の家は食料品や荒物や文房具などを売っていた。私はそこの子供達とすぐ仲よしになった。けれど母の夫となった人にはどうしても親しめなかった。二晩ほど泊ったきりで私はもう帰りたくなった。
「まあ、もう帰りたいのかい」と母は寂しい顔をした。そしていろんなことを言っては私を引き止めようとした。