Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme
その二
しかし子供の私にはそんなことがわかろうはずはない。私はやはり叔母の家の子とされているのだと信じきっていたのである。
その二
朝鮮に来てから十日足らずの間に、私は村の小学校に通いはじめた。
学校は村の中程にあって、藁葺の屋根をもった平家だった。教室の一方、腰高障子をあけると二、三枚の畑を隔てて市場の人だかりや、驢馬や、牛や、豚などが見えた。
学校は村立で、児童の数は全部でやっと三十人足らずであった。先生というのは六十をすぎた実直な老人で、何でも村医者の親戚とかに当るおかげで教えているのだということであった。私の入学したときには生憎と三年という組がなかったので、私は、四年に入れられた。尋常一年をビール箱の寺小屋で半月ぐらいと、とびとびに四回――だからせいぜい半年ぐらい、二年を五ヶ月、三年を四ヶ月足らずしか学校に行ってない私が九つになってもう四年だ。無理と言えば無理であったには違いないが、私はかえってそれを嬉しく思った。ことに、
「なあふみや、金子のような貧乏人の子なら差し支えないが、かりにもこれからは岩下の子として学校にあがるんだ。そのつもりでしっかり勉強するんだぞ。