Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくへのみち
俳句への道
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句への道 (はいくへのみち) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 60.608 Zeichen · 120 Bildschirme
打ち晴れた心もちになれぬ。一日中その事が気になって居る。外はうららかな春の日が照りわたって蝶々が飛んでいる。それは知って居るのであるが失せ物のことが気になってとうとう一日をつぶしてしまった、というのである。
ハイカラはいきに同じや煖炉燃ゆ
ハイカラハイカラと軽蔑して呼ばれる場合が多い、しかしハイカラというものもまた都会人の洗煉されたいきというものとおんなじような場合がある。或洋間のたたずまい、煖炉のちろちろ燃えているようすなど、まことにハイカラでありまたいきである、というのである。
銀漢や吾に老ゆといふ言葉聞く
自分も若いつもりではいるがしかし齢は争えないもので、あなたも齢をお取りになりましたネ、といった人があった。自分もそんな齢になったのだ、と思って空を仰ぐと銀河が明かにかかっていた。あの悠久を象徴したような銀河に対して、はかない我が一生を思う。
銀屏にけふはも心さだまりぬ
或る事について自分の心が迷っておった、その迷いは久しくつづいておった。しかし今、座敷に坐っておるうちにようやく決心することが出来た。その座敷には銀屏が立ててあった。銀屏は沈んだ美しい光りを湛えて静かに立っていた。