Japanische Klassiker mit Furigana
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ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Lesen Sie 光り合ういのち (ひかりあういのち) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 130.439 Zeichen · 263 Bildschirme
すみ子の方ではしかしそれでは物足りないらしかった。一見快活で、おはねに見える彼女にももっと深いたましいの要求と飢えとがあったのだ。
天神祭と言えば、夏祭りの多い尾道でも有名な祭りであるが、その夜に私は天神山の裏でばったりすみ子に逢った。すみ子はいつものように派手に装いしていたが、どことなく疲れが見えた。そして口数が少なかった。
「あたしの手紙読んでくれちゃった?」
「ええ、読みました」
「姉さんに見せたでしょ」
「見せるもんですか」
彼女は暫らく、黙っていたが、突然に、
「うち病気になりそうじゃけ」
と言った。見ると彼女はすすり泣いていた。
私はどう言っていいか解らなかった。
「返事あげたかったけど、へんだったから」
「そのことじゃなかれゃん」
「僕すみちゃんが大好きなんだけれど、毎日遊びに店へ来ない?」
「だってきまりが悪いもん」
「構やしないや。みんなすみちゃん好きなんだもの」
「うち門通ったら呼んでつかあさいな」
「通るかと思って、僕出てるんだけれど」
こう言いながらも、私は子供心に引きずられてるような不自然さを感じるのであった。
「あああ、うち何や知らんつまんない」