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Japanische Klassiker mit Furigana

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ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Lesen Sie 光り合ういのち (ひかりあういのち) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 130.439 Zeichen · 263 Bildschirme

Aozora Bunko

その信心が叔母に伝わり、それが私に伝わったのだ。私は「出家とその弟子」をこの信心深い叔母にささげたが、正しくはこの叔父にささぐべきであったのだ。しかしそうした宗教的の目はずっと後にひらけたので、中学時代には私はこの叔父を敬愛することはどうしても出来なかった。私は学芸への愛と、学校での光栄がなかったら、私は到底五年間宗藤家に辛抱することは出来なかったであろう。

尾道から帰って来た私は又以前の屋根裏の見苦しい書斎に入れられた。しかし私は今は花やかなものにあこがれているのではなく、克己と雄健とに身心を鍛えることに引かれているのであった。

私は柔道を初めた。テニスの倶楽部をつくった。そして自転車の稽古をやり出した。

私は前のクラスでも首席だったのに、今度は一年下級のクラスと一緒になったのだから、席次の競争などする気は起らなかった。学芸ではクラスの仲間から特別扱いされていた。しかし武芸ではそうは行かなかった。柔道もまるで新米であった。テニスもうまくはなく、自転車も初めたばかりだ。しかし私は熱心に柔道を稽古した。そしてその冬の寒稽古には、未明に起きて雪の積んだ二十丁の道を毎朝道場に通った。