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Japanische Klassiker mit Furigana

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ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Lesen Sie 光り合ういのち (ひかりあういのち) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 130.439 Zeichen · 263 Bildschirme

Aozora Bunko

この野平君が私に一番純な、思慕を寄せていた。彼は剣舞が得意であった。私は近所だし、誘われてよく遊びに行ったが、臆病な位で失敬な真似など決してしなかった。私はよく文章を教わったりしたが、同性愛めいた気持はどうしても起らなかった。「初心」という小説を書いて、中国新聞に投書したりしていたが、度々私が遊びに行くのと、本人が色々話すので、私が、野平君のチャームだという噂が立った。私はほって置いた。

ところが或る日雨天体操場のところに野平君が緊張した顔付でやって来て、

「君と僕とをY君たちがストライキするというが君はどうする?」

「どういう訳なの?」

「例の君を好きなK君が僕に嫉妬してY君に頼んだのだ。それでYの奴僕に倉田をあきらめてK君にゆずれ。でないと殴ると言って威嚇しやがった」

「卑怯だ」

と私は叫んだ。「そんな事なら僕は貴方となぐられてもいいですよ」

私はゆずれとか、何とか人を品物扱いすると思って非常に癪にさわった。野平君を愛してはいないけれど、一緒になぐられてやってもいいと思った。

野平君は非常に感動したようだった。Kという少年は寄宿舎にいたが、酔って、やはり私の事を言って、ナイフを振りまわしたそうだが、私には何もしなかった。