Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
五「往って下せえ、なんとマア名主が媒人だって、名主まで馴合っていやアがるんだもの」
太「これ婆ア、脇差を出せ」
婆「よすが宜いよ、又五八がそんな事を言わなければ宜いのに、相手は侍で名主が媒人だというから、間違えが出来るといけねえから往かねえが宜うがんすよ」
太「黙っていろ、羽織を出せ」
というので、襟巾が三寸五分ある小紋の白ばっくれたような羽織を着ましたが、前から見ると帯広裸体で居るような姿をして、五八と一緒に憤り切って出掛けて往きます。此方は今内祝言の盃を取ろうとする所へ太左衞門が物をも言わずに上って来て、祝言の座敷へドッサリと坐って、これから談判を致しますというお話になります。鳥渡一息つきまして。
鹽原多助は実に孝行でございますが、人には幸不幸というものがあり、又始めの内に極結構な身の上で老年に至りて艱難するものもあり、始めに艱難辛苦をして後に安楽な身の上となるものがありますが、是は仏説で言う因縁でございまして、こればかりは何ういう事か解りません、間が好いと好い事ばかりで、間が悪いと悪い事ばかりあるもので、運のいゝ方は顛んだかと思えば札を拾い、川へ落ちてガバ/\していると金側時計を拾う