Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

十

と正直に橋の欄干え遣い残しの銭を載せて、

多「あゝ/\、国で信心していた榛名様や鎮守様八幡様もお情ねえ、私が死ぬと国の養い親の家が潰れやす、仮令家が潰れても私が生きて居れば立て直すことが出来るが、江戸で奉公するには肝心な受人になる人が三百里先へ往ってしまい、受人がなければ奉公は出来ず、と云って国へ帰れば抜刀で追掛けられて殺されてしまいやすから、拠なく此処から飛込んで死にやすが、何卒私が亡え後は国の家が立ちますようお守りなすって下さいまし、南無阿弥陀仏/\/\」

と掌を合せて、あわや身を躍らして飛込もうとする後から、「これ待ちなさい」と多助を抱留めました。此の者は善か悪か次囘に申上げましょう。

十

お話替って、鹽原の家では今おえいと丹三郎と婚礼の盃をしようという処へ、分家の太左衞門が参りまして、

太「其の盃を少し待って下せい」

と云われて、

かめ「どうしてお前さん来ました」

と大きに驚きました。

太「はい、驚いたかも知んねえが、私も驚いた、何ういう訳でおえいが処へ婿が来るか、私も分家でいて其の訳を知らねえと云う事はねえから、何ういう訳で婿を取りやすか、それを承わりたえ、はい」