Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

十二

かめ「おかめさんもないもんだ、旦那此の婆さんがおえいを勾引した又旅のおかくという悪婆でございますよ、本当に比丘尼になって、斯様な処に匿れているとは些とも知らなかった」

と云うを聞き、丹治は眼に角立って、

丹「不届な奴め」

と云いながらずか/\/\と詰め寄って長物へ手を掛けましたが、此の後は何う相成りましょう。

十二

さて丹治おかめは横堀村の庵室で図らずおかく婆に逢いましたから、丹治は刀を引付け詰め寄りますと、其の権幕に流石の婆も悪党ながら比丘尼に成って居ります事ゆえ、逃げもせず先非を悔いて恐れ入り、手をつきまして、

かく「お腹の立ちますは重々御尤もでございますが、どうぞ私の申す事を一と通りお聞きください、私も宜い年をして何時までも止まず、親子連れで旅を稼ぎ、悪事の数も仕抜きましたが、段々と思い返して見ますと、我身ながら恐しく思う処へ、忰小平はお縄を戴き、送られまして、此の七月牢死致しましたから、はアこれも悪い事をした罰と、実に心から洗ったように改心致し、今まで作った悪事の罪滅しのため頭を剃りまして、毎日托鉢をして歩いて此の村へまいり、慈悲ある