Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

十四

振りで荒稼ぎ、頭突きといって横腹を頭で打って息の音とめ、お気の毒だと介抱して呑ませた薬は麻痺薬だ、手前の身体がきかねえうちに衣類から懐中物まで引攫って遁げるのを、盗人仲間で頭突というのだ、あの時攫った書付からまんまと首尾よく八十両、いゝ正月をしようと思った所が、打って違って山出しの多助の野郎に見顕わされたから、もう破れかぶれだ、さア突き出せ/\」

と云うので店の者は大きに驚き、頭を呼びにやるやら何やら騒ぎ致しますけれども、小平は鉄挺でも動きませんので、持て余している所へ帰って来たのは主人善右衞門で、これより小平を奥へ連れてまいり、意見を致しますお話は次囘までお預りに致しましょう。

十四

山口屋善右衞門の宅では、道連と綽号をされました胡麻の灰小平が強談に参りましたが、只今では強談騙をする者も悪才に長けて居りまして、種々巧者になりましたが、其の頃は強談をする者が商人の店先へまいり、サア打き殺せと云ってどっさり坐り込みますと、表へ黒山のように人が立ちまして外聞が悪いから、余儀なく十か廿の金を持たして帰したものですが、只今ではそういう事は出来ません、直ぐに巡査がまいりまして、ハアこりゃア分署へ参れ、なんと申しますから中々出来ませんが、昔は大家程こういう事をされると困った