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Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

痛いには違いないが、誰も助ける人はありません。多助は金を奪られまいと挑み争う。

小「此奴小力があるな」

と云いながら懐中から匕首を取出し、さア出せ、出さなければ殺すぞ。と刃物を目先へ突付ける時、小平の後の方に立ったる一人の侍が、突然に小平の利腕を取って逆さに捻じ上げ、エイの掛声諸共に投げ付けますると、前なるお茶の水の二番河岸へ逆とんぼを打ち、ごろ/\/\どぶんと陥りましたゆえ、多助は地獄で仏に逢った心持で、

多「危ねい所をお救い下さいやして、何処のお人だか有難うがんした、あゝ痛い、頭が割れる程打たれた、丁度二十七打ちやんした」

侍「打たれながら勘定をして居るものがあるものか、貴様は何処のものだ」

多「はい、私は佐久間町の山口屋善右衞門の手代多助と申しやんすが、仔細あって今夜四谷へ往く道で、道連の小平という泥坊に逢いやしたが、三年あと私が意見をしたのを遺恨に思って、私を殺すべいとする所を、お蔭様で命が助かり、誠に有難うがんす」

侍「なに多助とな、左様か」

と云いながら彼の侍は宗十郎頭巾を被ったまゝで、後に提灯を提げて立って居ります