Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

母「そんな事を云ってもお前お銭が有りません、何を、大きいのを、そりゃア迚も買えやアしねえ、こゝに三文しかないから三文だけお菓子を売ってお貰い、もしお願いでございますが、小僧がお腹が空きまして、お店の大福を見て喰べたいと申しますが、三文しかございませんが、これで一つおまけなすって売って下さいませんか」

久「おい、お婆さん、小僧がお腹が減ったから大福を売ってくれろと云ってるぜ、負けてやんねえよ」

婆「誠に好いお天気で」

久「あれ仕様がねえなア、乞食が大福餅をまけてくれろと云ってるんだ、銭が足りねえというから負けてやんなよ」

婆「はい、ナニ負けてくれろ、持っていきな、負けてやるよ、あゝ無闇に手を出してはいけない、さ、まけてやるから焼過ぎて堅くなったのを持って往きな」

母「有難うぞんじます」

と云いながら大福餅を受取り子供にやる。子供はがつ/\して喰べているのを、多助は其の母の姿を見て恟り致しましたが、此の乞食母子は何者でございましょうか、次囘までお預りに致しましょう。

十六

多助が彼の葭簀張で盲目の乞食を見て恟りしましたは、十一年前沼田の下新田で別れた