Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

ようになってあるのだから、喰えねえ着られねえという事はねえ筈だが、そこがそれ情慾に迷って、思う儘欲しいまゝに貪り、憎いの可愛いの、嫉みだの猜みだの、詐り僻みなどと仇ならぬ人を仇にして、末には我から我身を捨てるような事になり、路頭に迷う人も世間には夥えことあるが、仮令一遍悪い事をしたって改心する時は直に善人だから、あんた全く私が罰だった、私に済まないと心附いたらば助けて上げやしょう、だが死んだ親父の位牌に対しても済まねえから、家の閾を跨がせることは出来ねえ義理だから、裏の明店へ入れて置き、食物だけは日々送ってくれべい、それから此の子が最う些と訳が分るようになったら、己ア家に引取り、真の他人と思い奉公に置いて、算盤や手習ぐらいは私が仕込んで、喰い方の附くように工夫してやんべいが、貴方私を甥だの前の忰だのという心を出しては済まないよ、叔母とも甥とも思わず真の他人と思って居なければ、国の亡父のお位牌に対して済まないよ、えゝかえ」

かめ「それじゃア敵同士の此の丹治の子をお前は得心の上で目を掛けて育てゝおくんなさるか、誠に有難う存じます、どうぞ助けておく