Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
者もなくって困るだろうと思っていたが、大層繁昌だそうで、蔭ながら喜んでいますよ」
多「誠にそれもこれも皆旦那様のお蔭で、誠に繁昌して、此の節は粉炭も無くなりましたから、旦那様の炭を買って打毀して売ろうと思って、そうして私もこれから稼いで金を貯めて、国へ帰って家を立てゝいと思って居りやす」
善「それは誠に結構な事で」
多「就きまして私嫁を一人貰えと云って、人が世話をしやすが、一人口は食えねえが二人口は食えるという譬えもありやすから、旦那さまがまアだ早いといえば持たずに居やすし、持っても宜いといえば貰おうと思って、旦那様に相談に来やした」
善「世話をする人があれば貰うがいゝよ、媒介口と云うものは甘い事を云うものだから、能く先方を問糺して貰うが宜しい、再縁でもする女か」
多「旦那斯ういう訳でございます」
とこれから明樽買の世話で、親元はこれ/\と申して、明樽買の娘にして貰おうという事を話しますと、山口屋善右衞門は案外の話に実に感心しまして、
善「多助それというのもお前の心掛にある、神仏のお恵みにあるから、これを貰わないと云う訳はない、貰え/\/\」