Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
ことは出来やアしねえ、私が此の子を貰って往けば、私は沼田の下新田、此所までは半日で来られるから、墓参をさせて、追善供養もしようじゃないか、私は三百石も田地があり、山もあり、不自由はさせねえから、殊には、此の子のためには叔父さんに当ると云うだから、子のねえ昔と諦めて下せえ」
鹽「成程面白い事を云う、親切な方だ、宜しい、上げましょう」
清「何を仰しゃいます、多助を遣って良人どうなさいますえ」
鹽「宜しい、黙っていろ、これ/\多助、此処へ来い」
というと、多助はハイと云って、愛らしい紅葉のような手をついて其処へ坐る。
鹽「これ/\手前は私の本当の子ではない、此の沼田のお百姓の子だが、乳がないので藁の上から預かって育てゝくれとのお頼みゆえ、八歳まで育てたから、もう下新田とやらへ帰って、角右衞門様御両親に孝行を尽せ、そうして此の死んだ叔父さんの追善供養をしろ、よ、いゝか解ったか、其のお前を育てた礼として五十両を下すった、此の金子で私が身形を整えて江戸の屋敷へ帰るから、よう、よう分ったか」
多「あい、毎時でもお母さんが私を抱いて寝ていて、お父さんが金があれば江戸のお屋敷へ帰れると云うから、あゝ金が欲しいと思っても仕様がねえから、坊が今に大きくなれば稼いで上げべえと思っていたが、それじゃア厭だけれど、此の下新田の叔父さん