Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
五
のか、やい百姓、大間抜け、おれのお母に指でもさすときかねえぞ、まご/\しやアがると此の家へ火を付けるからそう思え」
五八「たまげた、火を付けられちゃアたまんねえ」
と五八は江戸の火事で懲りて居りますから驚きました。此の権幕に奥ではおかめとおえいが何うしたら宜かろうと途方に暮れて居ります所へ、角右衞門が帰ってまいりましたが、此の人は名主から三番目の席に坐る家柄と云い、殊に分別ある人ゆえ少しも騒がず落着き払い、彼の親子連の大悪人お角婆アと道連の小平を向うへ※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)わし、掛合のお話は此の次に申し上げます。
五
さて百姓鹽原角右衞門という人は、田地の三百石も持って居りますが、村方で田地の三百石も持っていると大したものでございます。殊に家柄もいゝから、座席も名主から三番目というので、其の頃は家柄を尊びました。其の百姓の家だから旨く往ったら二三百両も強請って往こうという権幕で、相手は名に負う又旅お角、是はちょく/\旅へ出て、昨日帰ったかと思うと又今日旅へ出た、又旅へ出たという所から自然又旅のお角と綽名を取りました者で、其の子として道連の小平、是も胡麻の灰の頭分で、此奴がどッさりと上げ胡座を掻くと梃でも動かないという、親子諸共名うての悪党だから、其の権幕の強いのに怖れて五八